3日目は、待ちに待った自主研修です。眠い目を擦りながら、朝食会場に集まります。しっかり食べて英気を養い、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ向かいます。 　今回の自主研修では、探究活動も実施します。グループごとに、『文化』『歴史』『商業』『国際』の4観点から分野を選び、大阪・京都・神戸の三大都市圏で探究します。選んだ都市の魅力や課題、函館との比較を整理し、実地調査を行います。 　この日のために、夏休み以降各グループで探究活動の準備をしてきました。交通手段を調べたり、周る場所を絞ったり、行きたい場所を全部巡るルートを考えたり…。 　修学旅行後には、探究活動のまとめと発表を行います。それぞれのグループが、どの都市で、何を見て、どのような発見があったのか、互いにプレゼンテーションします。　1年次には、未来に向けてのプレゼン『ミラプレ』を実施しました(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。2年次では、旅先での気付きをまとめたプレゼン、『トリプレ』を行います。『トリプレ』の様子も、ホームページに掲載予定です。お楽しみに！

　函館より少し遅く、大阪も日の出の時刻を迎えます。時間通りに全員揃って、朝食をいただきます。2日目は、コース別研修からスタートです。 　嵐山コースは、伏見稲荷大社・嵯峨野トロッコ・嵐山を巡ります。千本鳥居で有名な伏見稲荷大社では、おもかる石を持ち上げたり、おみくじを引くなど、運気上昇の願いを込めました。 　続いてトロッコ亀岡駅まで移動し、トロッコ嵐山駅まで保津川渓谷を眺めるトロッコ列車に乗車しました。到着後は竹林の小径を歩きます。道産子にはあまり馴染みのない竹や金木犀が立ち並び、見た目でも香りでも楽しむことができます。お昼ご飯の鴨すき焼きに舌鼓を打ち、嵐山散策です。 　源流では大堰川、山に入ると保津川、下流で桂川になり、最終的に淀川に合流するなど、名前を変えることでも有名なこの川にかかっているのが、渡月橋です。渡月橋の写真を撮ったり、デザートを食べたり、お土産を探すなど、嵐山を満喫しました。 　大阪コースは、新世界エリアとなんばグランド花月(NGK)を見学します。まずは新世界エリアのシンボル、通天閣に登ります。 　足の裏を撫でるとご利益があることで有名なビリケンさんは、通天閣の展望台に祀られています。台座には「THE GOD OF THINGS AS THEY OUGHT TO BE」と彫られてあり、「物事のあるべき姿を司る神様」すなわち「全知全能の神」を意味します。明治、大正、昭和、平成、そして令和の時代を大阪と共に過ごしてきたビリケンさん。これからも地元の人から愛されながら、大阪の発展を見守っていくことでしょう。 　続いてNGKへ移動し、観劇です。テレビでは分からない独特の緊張感や空気感が、劇場で観る醍醐味です。お昼ご飯のお弁当は、観劇しながらいただくことができます。目・耳・舌で味わう、あっという間の時間でした。 　コース別研修終了後は、清水寺に集合です。道の両側にひしめく土産物店に目移りしながら、坂を登ります。「京都の景色といえば？」と聞かれると思い浮かべる人も多いのが、諺でも有名な清水寺です。清水の舞台からの景色を堪能した後、お守りを授かったり、音羽の滝の水を飲んだりしました。間も無く日の入りの時刻です。夕日を眺めながら、友人と語らう時間を味わいました。夕食に名物の湯豆腐をいただき、夜の帳が下りた京都を後にします。

　10月15日(日)、いよいよ修学旅行の始まりです。まずは函館空港から羽田空港へ向かいます。離着陸時は飛行機ならではの浮遊感に歓声があがります。乗り継ぎの間に昼食を摂り、続いて伊丹空港までのフライトです。到着後は、函館空港や羽田空港との雰囲気の差に驚きの声が上がり、早くも地域の違いや特色を肌で感じました。 　伊丹空港到着後、バスで奈良公園へ移動です。南大門から入り、金剛力士像、大仏殿の東大寺盧舎那仏像(奈良の大仏)を見学しました。関西ならではのイントネーションや間の取り方、笑いのポイントが満載のガイドさんの説明に、生徒も興味津々です。教科書に載っている建物や仏像を実際に目にすると、えも言われぬ感情が押し寄せてきます。 　たくさんの鹿に導かれながら、春日大社、二月堂、若草山の麓を歩き、夕飯も奈良公園でいただきました。 　明日は朝から見学スタートです。ホテルでは友人との会話に花を咲かせながら、ゆっくり休んで備えます。大阪の夜は、明るくも静かに更けていきます。

　10月15日(日)〜18日(水)、本校2年生が修学旅行に行ってきました。前日の諸注意の様子から、4日目までの旅の模様を、順にご紹介します！ 　10月14日(土)、結団式を行い、修学旅行の諸注意を聞きました。修学旅行の目的、集団行動をする上での規律遵守、そして周囲への配慮の大切さを聞き、背筋が伸びる思いでした。 　続いて、修学旅行の栞を用いて、4日間の日程を確認します。クラス全体での行動、選択コースごとの動き、自分達で計画した自主研修の流れなど、これからの旅行のイメージを膨らませます。 　友人と共に過ごす喜び、新しい発見への期待、まだ見ぬ土地へのほんの少しの不安など、思い思いの気持ちをスーツケースに詰め、修学旅行へ行ってきます！

　10月13日(金)に2年生の生物基礎の授業で心臓の解剖を行いました。心臓の構造とはたらきは，先日行われた2学期中間試験の出題範囲でもあり，試験の復習と知識の定着を目的として，ヒトと同じ哺乳類であるブタの心臓を用いて実験を行いました。 　最初のうちは多少の恐怖感もあり，本物の心臓を目にした驚きなど生徒たちの反応はさまざまでしたが，実験素材を提供してくれた命に感謝し，実験を進めていました。実験の記録からレポートの提出までiPadを活用し，最後まで順調に作業を進めることができました。

　本校理科研究部の今年度の研究「生息水深の違いによる北海道南部産ダルスの組成変化」が、高文連 第62回全道高等学校理科研究発表大会　研究発表・化学部門で最高賞に当たる総合賞を受賞しました。全道大会での総合賞受賞は、2011年の初出場以来、これで9回目になります。さらにこの研究により、日本化学会北海道支部 奨励賞(高校生の部)に推薦して頂けることになりました。こちらは毎年2校の選出で、決定しますと6回目の受賞になります。 　今年度は4年ぶりに対面開催となり、地元函館の市民会館・函館アリーナに約400名の高校生が集まり、活発な研究発表や質疑が行われました。この中で他校の高校生と多くの意見交換や交流を行うこともでき、大変充実した2日間になりました。 　今後も理科研究部は函館に根差した活動を継続させていきたいと思いますので、宜しくお願いします。 研究発表 総合賞 受賞！ 中部高校の皆さんと（道南2校 最高賞 同時受賞！）

　10月11日(水)6時間目、本校第一体育館にて生徒会役員任命式が行われました。先日行われた生徒会役員選挙にて信任された新役員9名に、任命書が授与されました。任命書授与の後には、現会長の感謝の気持ちと次の世代の益々の発展へ期待を込めた挨拶がありました。また、新会長からこれからの生徒会の活動に向けての抱負や、責任をもって取り組むことの決意を示した挨拶がありました。最後には、現会長と新会長が固い握手を交わし、全校生徒から盛大な拍手が送られました。 　新役員は現役員の意志をしっかりと引き継ぎ、学校をより良くできるよう真摯に取り組んでほしいと思います。

　9月27日(水)5時間目に、本校第一体育館にて生徒会役員選挙の立会演説会が行われました。 　本校の生徒会は、学校をより良くするために、全校生徒の意見を様々な活動に反映し、主体的に取り組んでいます。昨年度までは感染症対策のためオンライン配信での演説会でしたが、今年度は全校生徒が集まり、厳粛な雰囲気と緊張感の中で実施することができました。立候補者は、生徒会役員に立候補した理由や、役員になったらやりたいことなど、熱い思いを堂々と演説しました。演説を聞いている生徒たちも真剣なまなざしで見守り、しっかり耳を傾けていました。 　現生徒会役員同様、新生徒会役員たちも積極的に活動し、大いに活躍してくれると期待しています。

　本校、女子バスケットボール部が「第76回北海道高等学校バスケットボール選手権大会函館支部予選会(ウインターカップ予選)」で見事優勝致しました。コロナ禍で開催された2年前にブロック優勝はありましたが、全チームが参加する形での優勝は11年振りとなります。 　6月に開催された高体連全道大会では1回戦で敗退しましたが、その後、もう一度全道大会で戦えるチームになれるよう、日々の練習や夏季合宿等で、チーム力の向上に励みました。地区優勝はしましたが、それらに満足せず、すでに翌日から大会での反省点を解決するための練習に取り組み始めています。 　11月の全道大会では、一つ上のレベルになった『柏稜バスケ』ができるように、努力したいと思います。 　最後に、多くの保護者の方々をはじめ、卒業生等からも応援を頂き本当にありがとうございました。